施術者にとっての理想のお店を作りたくて
今まで大手リラクゼーションサロンの施術者として働いてきて、「こうすれば良いのに」「こんなサービスがあれば」「こんな施術者がいれば」など色々と本部に提案をしてきましたが、大手であるが故に簡単には動けない!それも当然かな?だったら自分で理想のお店を作ろう!一念発起して開業する決心を固めました。
なぜ「施術者にとっての理想のお店」なのか?お客様が大事じゃないの?そう思われる方も多いでしょうね。
実は、リラクゼーションサロンの”評価”は施術者の「能力」でほぼ決まります(当然のことですが)。つまり、施術者が働きやすい環境をお店が提供することで、結果的にお客様の「満足度」も高まります。
お店の働く環境が悪いとお客様に最良のサービスを提供できなくなります。施術者が生き生きと楽しく働けるからこそ最高のおもてなし・施術がお客様にご提供できると考えています。
お客様にご満足いただけるサービスを提供できる環境を整えるのがオーナーの務めと思っています。だからこそ、サービスを提供する施術者が「この店で働きたい」と思える環境を作ることがお客様に喜んでいただけるお店作りの始まりと考えています。これでご納得いただけましたか?
では「施術者にとって理想のお店」とはどんな店?
- チームワークを大切にするお店
この業界は「個人商店」と同じです。スポーツで例えれば、柔道やボクシングと同じで、個人の勝負です。野球やサッカーのようにチームプレーではありません。でも、実際には受付業務やベットメイキング、お掃除など施術以外の業務が意外と多いです。施術者同士が如何に連携良く仕事をこなしてお客様をスムーズにご案内できるか。結構重要です。お客様のいらっしゃらない時間も多くあるでしょう。そのような時に楽しく会話ができる「仲間」関係とお店の雰囲気が重要です。個人商店でありながら仲間意識が重要なのです。
だから、新しい施術者を受け入れる時には「チームワーク」が重要なキーワードになります。
- 施術者の意見を聞いてくれるお店
施術者は常にお客様と接して施術を行っています。つまり、常に最新の状況を把握していることになります。そんな施術者の意見を聞かずに良いお店は作れません。施術者からの意見は必ず聞き入れて、採用するときは素早く、採用できない場合はなぜできないか互いに納得できるまでとことんディスカッションする。そんな会話から新しいアイデアが湧いてきたりもするものです。
- 施術者を大事にしてくれるお店
施術者は使い捨てではありません。せっかく「一緒にやろう」と決めて仲間になったのだから、とことん一緒に頑張りたいです。話を聞きましょう!一緒に考えましょう!そして快適に過ごせるお店環境を一緒に作りましょう!多少コストが上がっても、長い目で見れば大したことではありません。そして共に苦しみ、楽しみましょう。仲間なのだから!
- 施術者に余計な仕事をさせない
先にも触れましたが、施術者は施術以外に結構多くの仕事があります。報酬体系の関係でこれらは無償奉仕になります。(まあそれを考慮した報酬体系だと言えばそれまでですが)極力余計な仕事をしてもらいたくはありません。